専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)とは
看護系の大学院で修士課程を修了して必要な単位を取得した後に、日本看護協会が実施する専門看護師認定審査に合格した者で、患者・家族に起きている問題を総合的に捉えて判断する力と広い視野を持って、専門看護分野の専門性を発揮しながら専門看護師の6つの役割「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」を果たし、施設全体や地域の看護の質の向上に努める看護師のことです。
<出典>
資格認定制度 専門看護師
https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns
14分野
- がん看護
- 小児看護
- 感染症看護
- 災害看護
- 精神看護
- 母性看護
- 家族支援
- 放射線看護
- 地域看護
- 慢性疾患看護
- 在宅看護
- 老人看護
- 急性・重症患者看護
- 遺伝看護
認定看護師(CN:Certified Nurse)とは
日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、同協会が実施する認定看護師認定審査に合格した者で、患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努める看護師のことです。
<出典>
資格認定制度 認定看護師
https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn
B課程19分野(2020年度から教育開始)※A課程21分野は2026年度で教育終了
- 感染管理
- 呼吸器疾患看護
- 心不全看護
- 乳がん看護
- がん放射線療法看護
- 在宅ケア
- 腎不全看護
- 認知症看護
- がん薬物療法看護
- 手術看護
- 生殖看護
- 脳卒中看護
- 緩和ケア
- 小児プライマリケア
- 摂食嚥下障害看護
- 皮膚・排泄ケア
- クリティカルケア
- 新生児集中ケア
- 糖尿病看護
NP・CNS・CNの違いについて一覧
診療看護師(NP) | 専門看護師(CNS) | 認定看護師(CN) | |
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認定機関 | 一般社団法人日本NP教育大学院協議会 | 公益社団法人日本看護協会 | 公益社団法人日本看護協会 |
定義 | 患者のQOL向上のために医師や多職種と連携・協働し、倫理的かつ科学的根拠に基づき一定レベルの診療を行うことができる看護師 | 水準の高い看護を効率よく行うための技術と知識を深め、卓越した看護を実践できると認められた看護師 | 高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師 |
資格内容 | 看護師として5年以上の実践経験を持ち、指定の看護系大学院でNP教育課程を修了して必要な単位を取得した後に、認定審査に合格することで取得できる資格 | 看護師として5年以上の実践経験を持ち、看護系の大学院で修士課程を修了して必要な単位を取得した後に、専門看護師認定審査に合格することで取得できる資格 | 看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格 |
人数 | 2021年4月時点 572人 | 2021年12月時点 2,944人 | 2021年12月時点 22,577人 |
分野 | プライマリ、プライマリ(老年)、プライマリ(小児)、クリティカル | 14分野 がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、遺伝看護、災害看護、放射線看護 | 19分野(B課程 ※2020年度から教育開始) 感染管理、がん放射線療法看護、がん薬物療法看護、緩和ケア、クリティカルケア、呼吸器疾患看護、在宅ケア、手術看護、小児プライマリケア、新生児集中ケア、心不全看護、腎不全看護、生殖看護、摂食嚥下障害看護、糖尿病看護、乳がん看護、認知症看護、脳卒中看護、皮膚・排泄ケア |
役割 | 医師、薬剤師等の他職種と連携・協働を図り、一定レベルの診療を自律的に遂行し、患者の「症状マネジメント」を効果的、効率的、タイムリーに実施することにより患者の QOL の向上を図ること。 | 患者・家族に起きている問題を総合的に捉えて判断する力と広い視野を持って、専門看護分野の専門性を発揮しながら専門看護師の 6 つの役割「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」を果たし、施設全体や地域の看護の質の向上に努めること。 | 患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の 3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めること。 |