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活動報告 2022/10/31

第14回JADECOM学術大会でシンポジウムを行いました。

公益社団法人 地域医療振興協会(JADECOM)では、毎年学会を開催し、協会内施設の職員が共に学び合う機会を設けています。3年ぶりの現地参加可能なハイブリッド形式での開催となりました。第14回となるJADECOM学術大会のテーマは『新型コロナを越えて JADECOMの挑戦』です。NP課では、「地域医療の未来を創る JADECOM-NP始動!」というテーマでシンポジウムを行いました。

地域医療振興協会JADECOMアカデミーでは、医療と生活の両面から患者の療養生活を支え、タイムリーな医療提供を行い、離島や地域での医療にも貢献するために、2021年春から診療看護師(NP)の卒後研修プログラムを開始しました。日本NP教育大学院協議会が認める大学院のNP教育課程を修了し、NP資格認定試験に合格したNPが総合内科を基盤とした2年間のローテーション研修を行うプログラムです。研修を通して様々な疾患をもつ患者さんを医師とともに診る力をつけたJADECOM-NPの育成を目指しています。

現在、東京ベイ・浦安市川医療センターで1期生3名が2年目の研修を行っています。ハイブリッド開催をフル活用して、現地会場からだけでなく、東京ベイ・浦安市川医療センターや研修先施設である六ヶ所村医療センターから、それぞれの活動報告をオンラインで発表を行いました。
特定行為研修に先駆けて、協会内外の施設を全国行脚した診療看護師の活動報告や、実際にGIM-NPプログラムを体験した1期生のそれぞれの体験談を交えて、NPがいつでもどこでも誰にでも、地域医療に貢献できる人材として今後協会内施設でどのように活躍していくかについて、貴重な意見交換ができました。


まだまだ診療看護師、NPは認知度が低く、ともすれば医師と間違われたり、働き方や所属の面で診療部や看護部、どちらなのか?と問われたりします。都度丁寧な説明をして、患者さんのためにできることを高度実践看護師として実践する存在であれるよう、これからも活動をしていきたいと思います。