初めまして。私はJADECOMのNP研修プログラム3期生で昨年4月から東京ベイ浦安・市川医療センターでローテーション研修を受けています。
4-6月の3ヶ月間、揖斐郡北西部地域医療センター「山びこの郷」に地域研修として学んできましたので、一部研修報告をさせていただきます。
岐阜県揖斐(いび)郡揖斐川町は岐阜県の西に位置する、人口約19000人・森林面積割合約91%・高齢化率約39%の町です。
揖斐郡北西部地域医療センター「山びこの郷」は、診療所、介護老人保健施設、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所が併設されています。
東京都の森林面積36%、高齢化率22%と比べると、揖斐川町は高齢化率が高く山間部地域ということがわかります。
揖斐川を中心に自然が広がっており、3ヶ月でしたが季節を感じました。
診療看護師(NP)としては主に老健に入居している方々の健康管理を行なっていました。その他には、老健入所前後の自宅に訪問し会議を行ったり、訪問診療や往診に同行したり、指導医の先生方の熱心な指導の下、外来患者さんの診療に携わることがありました。また、地域の方々との交流に社会福祉協議会が開催している「サロン」というお食事会に同席させていただき、健康相談を行ったりしました。
病院に勤めていると患者さんの生活指導をすることはあっても、患者さんの生活の隅々までは中々入り込めないことがあります。一方で病院と在宅の中間施設である老健施設では、在宅に移行するにあたり何が障壁となっているのか、多職種の視点から検討することができます。利用者が障壁を抱えながらも、地域でより長く快適に過ごす支援ができると感じました。
現在総合病院に勤めている私にとって、 多職種連携や地域住民の価値観を学び、診療や看護を実践することができ、プライベートも含め充実した日々を過ごせたと実感しています。JADECOMの診療看護師はクリティカルケアとプライマリケアの視点を持って、それぞれの診療科で働いています。 まずは一度、ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。