筑井菜々子さんが12月2日、3日に東京医療保健大学大学院主催の「NPフォーラム2023」のシンポジウム「診療看護師(NP)として築いてきたキャリアアップの道」で、下記内容の講演をしました。
「博士課程(DNP)への進学」
「Challenging」診療看護師(NP)になってから何回も何回も頭をよぎる言葉だ。「Challenging」とは「困難だが遣り甲斐のある」や「興味をそそられる」という意味を持っており、「Challenge」よりも今の私にはこちらの言葉の方が適しており、魅力的に思える。
今から11年前に、日本医は必ず米国NPと同じような働きをする看護師が必要だと確信し大学院の門を叩いた。もちろんすべてが初めてのことで、スムーズに進むことなどは何もなかったように思う。
卒業してからも誰からどのような研修を受ければよいのか、皆が初めてのことにて大変な日々であったことは容易に想像がつくであろう。
しかし、それ以上に大変充実した日々であり、日本の医療に診療看護師という新たな職種をどう作りだしたらよいのか、その熱意だけでこの11年間が過ぎていった。困難なことに出くわす度に頭を駆け巡った「Challenging」である。
今までにいくつもの困難だが魅力的で、遣り甲斐があるが、そう簡単にはうまくいかない、そんな経験を沢山してきた結果、今の自分があると感じている。
今、私は博士課程に進学し、「Challenging」に突っ走っている状態であるが、本シンポジウムでは今の私のChallengingをお伝えできればと思っている。
筑井さんは、今年の8月に開催された「第1回日本NP学会関東地方会学術集会・総会」のシンポジウムにおいても「DNPで実装研究を学び現場を変える」という内容で講演をしています。いずれは、当ホームページでも筑井さんのDNPでのChallengingについてご紹介させていただきたいと思います。